じえぐみん(杰供明)のブログ

文体が安定しません。一人称も意見も情緒も安定しません。何一つ安定していません。

回復しました/ホッピー/守破離

体調に関する報告

こんばんわ。コロナに罹患して自宅療養を始めてから3日目ですが、早くも症状がほぼ消失しました。

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体温はこんな感じで35〜6℃台を行ったり来たりしてます(多分ずっと寝ていたせいで基礎体温が下がってしまったのでしょう)。喉の痛み、せきは軽微。鼻水、消化不良はもとからなくて食欲も旺盛。ここからぶり返すことがなければ、完璧です。

 

それから昨日の鬱状態は、おそらく身体が動かないため2日間ほどレクサプロを服薬出来なかったためのようです。明け方に落ち着いたので服薬したところ、とてつもないシャリピン感がきてセロトニンでガンギマリしました。

ただ「鬱状態の自分もまた人格の一部として受け止める」ようにしているので、昨日の日記は消さないことにします。

ホッピーと守破離

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副作用の感覚を示す「シャリピン」は何か「シャリキン」に似ている。ついでにシャリアピンにも似ている。よく店で出されるホッピーの焼酎、いわゆる「ナカ」に使うキンミヤ焼酎を、氷を入れる代わりにシャーベット状に凍らせてソト、つまりホッピー本体を注ぐというものだ。

僕自身はホッピーが好きだが、シャリキンという飲み方は好かない。この飲み方の動機自体に問題があるのだ。シャリキンでホッピーを飲む時の利点は

  1. 氷が入らない分ナカの濃度が高いのでより早く酔える
  2. 氷入りよりもより清涼感を楽しめる

というものがあるようだが、それは何か「ホッピーの本義」に反するような気がする。

 

まずホッピーはビールのより安い代替品だと思っているので、性質もできるだけビールに似通っていた方がいい……もちろんアルコール度数も。一部クラフトビール、例えばバルチックポーターなどならまだしも、ビールの度数が4%から12%まで製品によってまちまちでは、どの店でも同じペースで飲む事など到底不安で出来ない。

だがホッピーの場合、シャリキンにして濃度を変えられてしまうと、同じペースで飲んでいても到底安心できないのだ。普段と同じつもりで飲んでいても、トラップにハマり、折角の夜を台無しにする。そんなことは避けなければならない。

 

また清涼感については、小手先のテクニックを使う前にまず「ナカを冷蔵する、ソトを冷蔵する、ジョッキを冷やす」という「三冷」を徹底する方を先にしてほしい。ナカの焼酎ボトルを常温から注ぐのは、あまりよろしくない。通常の飲ませ方で十分な清涼感を演出出来て初めて、より清涼感や濃さを求めるツウな客の要望として用意するオプションがシャリキンなのではないだろうか。

ホッピーにとって、「三冷」とは日本の伝統芸能でいうところの「守破離」にすら近いものがあると思う。確かにそういった「カタ」の概念が当てはまらない酒類の方が多いかもしれないが、ホッピーは「ソト・甲類焼酎(・氷)」というシンプルな構成で成り立つからこそ、同じくシンプルな要素と「見立て」から構成される日本の伝統芸能に似てくるのかもしれない。

 

もっとも僕自身は肝心の「守破離」に関してはだいぶ懐疑的なのだがその話は別途創作論として。